toubyo’s diary

白血病と診断されたサラリーマンの闘病生活をつづります。

そして告知

先日の記事に書いた骨髄検査の結果が届くのに数日かかり、本日いよいよ奥さんを含めての病名の告知の日を向かえました。

 

ドラマとかを見ているともっと深刻な雰囲気を想像していましたが、先生は淡々と話します、

 

「病名は急性骨髄性白血病です。」

 

「この病気は原因は不明です。」

 

「ですので誰が悪いわけでもないんです。当然○○さんが悪いわけでもありません。」

 

それから、手慣れた手つきで病気のパンフレットを元に今後の治療内容やスケジュールの説明。

 

しかし正直、ある程度心の準備ができていたとはいえ説明がすんなりはいってくる精神状態ではありませんてした。

 

そして何より、横から聞こえてくる奥さんのすすり泣きの声にもうしわけない気持ちでいっぱいで自分も涙も我慢するのに必死でした。

 

いくら誰も悪くないと言われても、実際に病気になったのは自分で、そんな自分と結婚した彼女の人生、そして子供たちの未来を狂わせてしまった罪悪感で頭がいっぱいになりました。

 

正直、ここまで思い出して書いているだけでも不思議と涙がとまりません。この感情はなんといったらいいかわからない、何故自分?何を間違えた?このまま死ぬのか?なおるとしても仕事は?お金の面は?

 

不安と後悔と申し訳なさ、様々な感情が入り交じる。

40年後なら諦めもつくけどまだ45才。人生放棄するには色々な物を背負っている。

 

つづく