toubyo’s diary

白血病と診断されたサラリーマンの闘病生活をつづります。

そして告知 その3

告知を受けた時、今では大げさだと思うけど本当に自分はもうこのまま病院から出ることなく死ぬんだと思った。

 

だから奥さんに携帯のロック番号教えたし、銀行や証券やNISAのパスワードを教えた。

 

挙げ句の果てには無駄な延命は止めて欲しい、葬儀は家族だけで必要最低限こじんまりがいいなんてことまで言った。

 

そんなこと言うもんだから奥さんを余計に不安にさせて泣かせてしまい今となっては自分でもやりすぎだったと思ってる。

 

でも本当にあの時の僕はそう思ったんだ。

それくらいネガティブになっていたんだ。

 

原因はおそらく入院当初からずっと高熱で、おまけに口のなかにボツボツが沢山できて何も食べられない状態が続きほぼ一日寝たきり状態、全身には発疹、おまけに難聴。僕じゃなくても誰でもネガティブになったと思う。

 

こうして自分の病気についてカミングアウトできるようになったことや、多少なりともポジティブな思考に変わりつつある(やっぱり時々ネガティブが顔を出す)自分を誉めてあげたい。

 

過去は変えられないけれども未来は変えられる。

そう信じてやっていきたいと今は思えている。